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はやぶさ君 人気加速 13日に地球帰還(毎日新聞)

 小惑星の岩石採取に挑戦し、7年余の旅を続けた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が13日、地球へ帰ってくる。インターネットの動画サイトには、はやぶさを取り上げた動画が多数投稿され、JAXAの「はやぶさツイッター」(簡易ブログ)のフォロワー(閲覧者)は2万3000を超えた。愛を込めて「はやぶさ君」と呼ばれる、異例の人気の秘密は−−。【西川拓、永山悦子】

 ◇数々の危機克服に共感

 はやぶさは、03年5月に鹿児島県から打ち上げられ、地球と火星の間にある小惑星イトカワを目指した。新型の電気推進エンジンや小惑星での岩石採取、試料の回収など多くの新技術に挑戦した。重要機器の故障や通信途絶、エンジン停止などのトラブルに何度も見舞われたが、そのたびに危機を乗り越え、関係者からは「不死鳥」にも例えられる。そんなはやぶさの姿に、熱い思いを重ねるファンは多い。

 ◇実物大模型、ジャズも

 はやぶさへの愛を実物大(最大幅5.7メートル)の模型に込めたのは、愛知県岡崎市で自動車修理工場を営む肌附(はだつき)裕矢さん(30)。はやぶさが小惑星イトカワに到着した05年ごろから情報を集め始め、昨年11月、エンジン故障のピンチから立ち直ったとのニュースに「はやぶさの頑張りを多くの人に知ってほしい」と模型制作を思い立った。

 仕事柄、旋盤の扱いや溶接、塗装はお手のもの。「インパクトが重要」と実物大にこだわった。エンジンの噴射口はステーキ皿に穴を開けるなど、150点以上の部品を手作り。本体はアルミホイルで覆って金色に塗った。同12月からは休日返上で取り組み、約5万円かけた力作は先月完成。制作過程を「ニコニコ動画」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10757175)に投稿したところ、約1万7000回の視聴があり、「すごすぎる」「涙出てきた」など称賛のコメントが寄せられた。

 このほか、動画サイトには、はやぶさをアニメにした作品などが多数投稿されている。はやぶさの旅をイメージしたジャズの組曲も作曲され、CDの販売までされている。

 ◇キャラでファン拡大

 人気に火を付けたのはJAXA未踏技術研究センターで研究する小野瀬直美さん(38)。小野瀬さんは打ち上げ前の01年、はやぶさを多くの人に知ってもらおうと、研究仲間の奥平恭子さん(37、現・会津大准教授)とキャラクターを描き、手作りの小冊子「はやぶさ君の冒険日誌」を作った。

 それが08年、JAXAのホームページで近況を知らせる「今週のはやぶさ君」に採用され、数々のトラブルを乗り越えたけなげなキャラクターがファン層を広げた。

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by xtyo56xm9z | 2010-06-07 15:46
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